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【提言】自転車違反に「反則金」検討開始という報道をうけて-PART2-

更新日:1月7日

皆さまこんにちは。アジア自転車教室の松永です。ご機嫌いかがですか。寒くなり朝晩は冷え込みますね。アジア自転車教室は元気です。「マンツーマン教室」もグループレッスンの「子ども教室」も絶好調です(^^♪ さて、今回は【自転車反則金】の「第2回目:PART2」としてお話ししたいと思います。8,000人が卒業した自転車教室ですから「提言」もしちゃいます。それではヒア・ウイ・ゴー!




有識者検討会の動きはマスコミも注目!





この年末、マスコミで「自転車反則金の中身が見えてきた」的な記事・報道が上がりました。私たちの教室の方にもテレビ局から「お宅の教室の、反則金に関するブログを見て連絡しました、ぜひ意見を聞かせて欲しい。子ども教室の取材・撮影もさせて欲しい」といった連絡も入ってきました(もちろん協力しています(^^♪)。

この反則金の動きにおいて中心的な組織の一つが(こちらで調べて認識している限りですが恐らく)警察庁の有識者会議「良好な自転車交通秩序を実現させるための方策に関する有識者検討会」だと思います。

先日の2023年12月5日にも第4回会議が開かれています。資料も公開済み。ネットにつなぐことができれば(スマホからでも)誰でも確認することができます。私ももちろん拝見しました。「自転車に対する規制の動き・方向性」「海外の事例」等々も紹介されています。これだけの情報を分かりやすく纏めていることに敬服です。すごすぎます!本当にご苦労様でございます。




私たちは反則金制度の導入に【賛成】です


アジア自転車教室は反則金導入の動きが報道されてすぐ「自転車教室参加の皆さま」を対象に「反則金導入の動きに賛成か/反対か」のアンケートを実施しました。その節はアンケートへのご協力ありがとうございましたm(__)m。結果は2023年9月10日にブログで公表させていただいております。



アジア自転車では、自転車の乗り方に加えて、交通ルールにも触れています。

アジア自転車教室は、自転車の危険運転者に「反則切符を切る」ことを【賛成】しています(アンケート結果も【賛成】です)。

私たちは「自転車に乗れるようになりたいと思っている子供たち・大人たち」がレッスンに来る教室なので、彼らはそれまで「歩行者」として過ごしてきました。ですから自転車に対して「危ない」「怖い」「なんとかして欲しい」というネガティブな思い・体験をたくさん持っています。「そんな思いは二度としたくない/自分が乗る側になったら絶対、歩行者に対してそんな思いをさせない」という感覚を改めて認識しています。もちろん、反則切符制度によって交通事故も少なくなるという「抑止力効果」も期待しています。



【提言】有識者検討会の皆さまへ


「反則金がいくらか」「どういう違反で切符を切られるのか」「対象年齢はあるのか」等々。これらは具体的にとても大切なテーマです。しっかりと議論されていることと思います。そのうえで・・・ということなのですが、第4回の会議資料を拝見しまして(議論が深まってきている状況を踏まえまして)、アジア自転車教室からは3つほど(5年以上の経験、8,000人以上の卒業生が出た実績を踏まえ僭越ながら(>_<))、ご提言をさせていただきたく思います。少しでも自転車にかかわる交通事故が減ることを祈ってのご提案です。



提言1:安全教育周知が一番!関係者協力・全方位型で早急に進めていきましょう


ルールを決めて反則金を徴収するのですから、もちろんその周知徹底が必要です。「知らない・習ったことが無い」という人から反則金を取ることは「公平性が無い」気がします。

私たちのアンケート結果からも「交通ルールの存在は(なんとなく)を知っている」という方が8割に達しました。ところが「交通ルールを習ったことがある」という方は5割にまで減ってしまいます。これではいけません。自動車のように「免許制度」が無い自転車は、交通ルールを習う「定まった」機会が基本的にありません。小中高といった学校でも「マスト」で習うことになっていない気がします。習っている/習っていない、という状況はどうにか避けたいのです。

かく言うアジア自転車教室は「乗れない人が、絶対自転車に乗れるようになりたい」と思う人のための教室ですので、皆さん「交通ルールに興味津々」です。ですので私たち指導員も、時間の限りポイントを絞ってお伝えしています。私たちがお話をすると「自転車の交通ルールってそうなっているのですか!?知りませんでした!」といつも驚かれます。

中間報告書「本文」P27「自転車運転者講習制度の在り方について」ともかかわってきますが、周知徹底は「必要な時に適切な伝え方でポイントを絞って」伝えることが大切だと思います。「小学校でお話が警察官の方から聞けます」「自動車運転免許取得時に習えます」「ネットにあがっているので確認ください」だけでは、(本当に知っていて欲しいことについて)共有も進まず理解は深まらないような気がします。なによりそれでは、今の現状と何も変わらず、事故が増えているその現状にあわない/少々遅い、と感じてしまいます。

私たちのような自転車レッスン現場は、今いま交通ルールの認識がすぐに必要なのです。そういう意味で、今後はもっと1)機会やタイミング/運転レベル、2)場所(ネットやリアル)、3)習う量(ボリューム/ポイント)、4)話し方(伝え方/楽しく分かりやすく)等々、TPOも含めてとても大事かと思いますので、関係者が全方位型で早急に取り組むべきテーマと言えるでしょう。そのあたりについては中間報告書本文P8「自転車に関するより効果的な交通安全教育の在り方」にも記載されていますが、関係者で(交通ルールの周知徹底について)すでに行われていることをどんどん情報交換して世の中へ発信し、さらにはそれを核にしてその輪を広げていく必要があるでしょう。もちろんアジア自転車教室も例外ではありませんし、そのことを常に意識して活動しています。



提言2:決まっている事柄や情報は積極的に公開、優れた事例はどんどん活用


第4回検討会資料4-1中で「ガイドライン・認定基準の完成」が令和8年4月となっています。お時間がかかることは重々承知です。一方で自転車のニーズはますます高まってくると思います。

大人教室(マンツーマン)に参加される方の背景ですが以下のような感じです。

「暑い夏の移動手段として:歩いてられないよ」

「感染症や車内犯罪多発から公共交通機関を避けるために:怖くて乗れないわ」

「健康志向/気分転換:長生き・運動を兼ねて自転車に乗りたくなった」

「車ダメ(燃料高騰):訪問介護/看護も自転車で行くように言われました」

「免許返納しました:自転車で移動希望です、歩くよりも楽だし」

等々。言ってしまえば温暖化、物価高、高齢化、経済成長鈍化・・・。社会の動きや状況が早く厳しくなっていて、自転車のニーズは増えているような気がしています。

子どもさんの場合はこれまた別問題。幼稚園や保育園に通学している就学前の年長さん・年中さんといった小さいお子様の「自転車練習@公園や道路」。今は「危ないので自転車乗り入れ禁止(練習NG)」です(OKの場所もあります)。また「自転車に乗れないと保育園でいじめにあったり仲間外れにあったり(小学校はもっとそうなるかも・・・)」といった状況もあるようです。友達同士で一緒に遊んでいて、いつの間にか自転車に乗れるようになっていった「古き良き時代」はもう無く、特に都会の方では「(危なくて外で遊べない)閉ざされた社会・関係性」のため、やってくる保護者様お子様も真剣です。このような背景下では「幼稚園や保育園ではなく小学校で交通ルールを習います」だとやっぱり遅い。タイミングは逸してしまっていますよね。

これらは「リアル」なアジア自転車教室の参加者のお声です。こうした声を受けながら私たちは当たり前のように毎日毎日、レッスンに来られる方と(楽しく慌てずまじめに)過ごしています。有識者会議においてたくさん決めなければならないことがあり、そのためにスケジュールは「今の状況で精いっぱい」ということはわかるのですが、少しでも可能でしたらできることから早め早めに、世の中に情報を共有・意見交換・公開・お伝えしていって欲しいと思っています。私たちの「乗れない人のためのアジア自転車教室」の活動事例の紹介等(例えばなのですが)すでにある実践状況も活かして発信し、自転車の交通安全意識の醸成を「議論が終了してから一斉に」ではなく「途中段階でも少しずつでも」進めて行って欲しいと思っています。



提言3:官民連携協議会には自転車教室の人をいれるべき


中間報告書本文中P6に「関係者ヒアリングの概要」が掲載されていましたが「歩行者」の意見がありませんでした(加害者様、事業者様は拝見しました)。ヒアリングされていたかもしれませんね。そうであれば是非とも拝見したいです。掲載してください。

自転車に怖い思いをしているのは自動車ドライバー(業界)だけではなく、一般の歩行者も。保育園児を散歩させている先生たち、道路沿いで草花を植えて緑化保全している活動家の皆さん、健康維持・増進を高齢者の皆さんと進めている歩け歩けの会等々。すぐそばを猛スピードですり抜ける自転車のマナーの悪さを常に体感していることと思います。そうした人たちの意見を紹介・反映させる必要もあるように思っています。

なお令和6年4月以降に「官民連携協議会(仮)」が立ち上がるということなのですけど、是非もっと利用者サイド・市民側に寄り添っている方々や教室現場で実践している方々等を入れた体系・場づくりを連携協議会で考えて欲しいと思います。私も含め自転車教室の指導員は、常に交通ルールの話をしています。自転車初心者の方に交通ルールをどうすればよりわかりやすくなるか(理解してくれるか)、何を知りたいと思っているか(道路を走る時どんなことが気になるか/どう走れば安全なのか)・・・日々実行しています。もちろんアジア自転車教室もご協力させていただきますので、安全教育/交通ルールの浸透方法について共有する・議論する際は声がけください。


自転車に関わっている人はたくさんいますよね。自転車を作っている人/売っている人/修理している人、自転車を使ってモノを届けている人、通勤/通学している人、プロの選手/レーサー、買い物やお出かけのちょっとした移動、サイクリング、乗れなくて練習している人/乗りたいと思っている人・・・。これらの人たちが、楽しく安全に自転車に乗れる社会にもっともっとなっていきたいですよね。アジア自転車教室も心からそう思っています。いろんな人たちと手に手を取って共有・協力しながら、上記以外の課題もたくさんあるかと思いますが、乗れない人とともに頑張っていきたいと思います!

それでは今日はこの辺で終わりたいと思います。引き続き今後も「自転車の悪質な交通違反に対する反則金導入の動き」についてブログでご紹介し、意見を述べて行きたいと思います。年末年始元気に健康でお過ごしいただき、来年も素晴らしい一年にいていきましょう。良いお年を迎えくださいませ。それじゃあまたお会いしましょう!





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