• Takeshi Matsunaga

補助輪なしデビューを前に自転車を買いたい!そんな、乗れない人の自転車選びではずせない4つのチェックポイント

更新日:8月24日


自転車に乗れないうちに練習も兼ねた自転車を購入?


自転車に乗れないお子さま、乗れないおとなの皆さまが乗れるようになって欲しい!そんな想いで皆さんとアジア自転車教室を開催し続けている松永です。


私達の行っている自転車教室では、「どうやったら自転車に乗れるようになるのか?」を、日々、研究し、指導にフィードバックしていますが、これまでお子様4,700人以上、大人の皆様600人以上を指導してきた経験から、自転車に乗れるようになっていくためには、いくつかのポイントがあることに気が付きました。


第1回目となるこの記事では「乗れない人が練習も兼ねた自転車選び」についてお話したいと思います。


まだ乗れないのに、もう自転車を選ぶの?と思う方もいらっしゃると思いますが、実際、アジア自転車教室に参加された方や保護者の皆さんからも「まだ乗れないのですが、自転車を買ってもいいですか?その場合、どんな自転車いいでしょうか?」というご質問をいただくことが度々あります。


たしかに、これから自転車に乗れるようになって、そのあともどんどん上手にいくためにも、日々、自分が乗っていくことになる自転車を早めに購入して慣れたい。これ、確かに大切ですし、「目標があると人は頑張る」ということ。目の前にピカピカの自転車があれば、「これに乗りたい!」「これに乗って友達と遊びに行きたい」というモチベーションも高まりますよね。お子さんに至っては、親御さんや祖父母からのプレゼントという場合もあるでしょう。




 


自転車選びは、「・・・・・しやすいか?」を吟味しましょう。チェックポイントは4つ



1つ目は「支えやすさ」 そう、ちゃんと自分の足で支えることができれば自転車はコワくない!


自転車選びで一番大切なことは、乗れない皆様が「なんだか怖い(>_<)」と思うような自転車は選ばない、ということです。


「怖い」と思ったら練習ができなくなってしまいますよね。では「怖い」と思うのはどんな時でしょうか。それはやっぱり「倒れそう」「足がつかない」という時ですね。そのためにはまず、椅子の高さが調節できる、椅子を下げたり上げたりできて、足が地面にペタッとつく。この「高さの調整」が可能な自転車を選びましょう。


自転車の座る部分をサドルと言いますが、このサドルをめいっぱい下げて座っても、爪先立ちになったり、あるいはちょっと踵が浮いてしまったり・・・。こんな状態では思い切って自転車の練習ができません。自分の足でしっかり自転車を支えられないとやっぱり倒れてしまうこともあります。「怖い、足が完全につかない」そんな自転車で我慢して練習していて、それで倒れてしまったりすると「自転車をまた練習したい」と思うようには、なかなかなれません。


一番大事なことは「足が地面にちゃんとついて自分で(万が一の時も)支えられる、足がペタッと地面につく。だから怖くないよ」それができる自転車、つまり自転車のサドルの高さが調整できる。そんな自転車を選ぶことが一番大切なのですね。



アジア自転車教室 自転車選び
足が地面にきちんとペタッとつく。これだと怖くなくて安心ですね

★ちょこっとワンポイント!

椅子(サドル)の高さを調節できる機能としては「ピンレバータイプ」と「六角ナット」タイプ。大きくはこの2種類がありますよ。「ピンレバータイプ」だとスパナ(レンチ)が手元に必要なく、自分で簡単に椅子の高さを上げ下げできます。一方で「六角ナット」タイプだとスパナが必要になります。工具を使うことが苦手な保護者様でも「ピンレバータイプ」の自転車であれば簡単で便利かもしれませんね。お子さまの自転車練習に気楽に立ち会えますね。


左(ブルー)がピンレバータイプ/右(イエロー)が、六角ナットタイプ


 


2つ目のチェックポイントは、ずばり「動かしやすさ」 重くない自転車だと、動かしやすく負荷も少なく気持ちも楽。


自転車の「軽さ(重くないこと)」も大切になってきます。乗れないお子様(腕力や脚力もまだ弱いお子さまなど)にとって初めて練習する自転車が、重くてなかなか動かせない・・・。なんて感じたら練習を一生懸命に続けてくれるでしょうか?


押して歩くだけで精一杯、それだけで疲れてしまいます。もし自転車が倒れてしまっても、重く感じてしまったら、自転車を自分の力で起こすことができなくなってしまいます。


かわいい自転車、かっこいい自転車。いろんな種類の自転車が世の中にあって目移りしてしまうのですが、重いと感じて動かすのが大変!そう感じてしまうと、それはそれで練習を継続しようとはなかなかなりませんね。自転車を選ぶ際には、購入する前にお子様に自転車にまたがって座ってもらったり、あるいは押して歩いてもらったりして「これなら大丈夫。これなら軽いから動かせるよ/倒れても起こせるよ」というように誉める感じ(のせる感じ(^^♪)で、重い自転車・軽い自転車を事前に確認する、ということも少し頭の中に入れておいてください。ちなみにですが、大人にとっても同じですよ。重すぎると一度倒れたら起こしにくくなります。自転車選びの参考にしてください。



★ちょこっとワンポイント!

自転車の軽さ、という点では、単純に「前かご、泥除け、荷台等々」が無いシンプルな自転車の方が、まずは良いかもしれませんね。切り替え(変速)機能や電動アシスト機能も、乗れない人が最初に選ぶ自転車としては、控えたほうが良い(無くても良い)かもしれませんね。アジア自転車教室(こども教室)では、そういう部品(パーツ)をできる限り取り除いてシンプルで軽くた自転車もご用意し、皆さんと一緒に練習させていただいていますよ。




 



3つ目は、「漕ぎやすいかどうか?」をチェック それには上半身の傾きが関係しています。ハンドルの形状も気にしてみましょう。



自転車選びで大切なこと。3つ目は「漕ぎやすさ」です。これがポイントになってきます。ペダルを漕ぐ時に一番大事なことは「体が傾いた状態にならない」ことです。体が左右に傾き過ぎたり、前にかがみすぎて、ひどく前掲姿勢なったり、逆に後に反ってしまったり。乗れるように練習している時に、こうした姿勢が続くと、上手に乗れるようになかなかなりません。


ちょっと考えてみて下さい。普通に歩いたり走ったりする時に、左右に体を揺らす、腰をかがめて前傾姿勢、後ろに反る。そんなことをして歩いていますか?歩きにくいし早く走ることもできないですね。そう、自転車も同じなのです。


サドルに普通に座った状態で体を左右・前後に揺らすことなく傾くことなく、普通に足を動かしてリラックスしてペダルを漕ぐ。乗れないときの練習にはこれも大事なことなのです。


そのためには、ハンドルの形状も大事ですよ! まず「フラットバータイプ」のまっすぐな棒のようなハンドルの形。最近の自転車にも多く採用されていますが、実はこれだと「初めて乗れるように練習している時期」では、まだまだ漕ぐことに慣れていないため、必要以上に体が前傾姿勢になりがち(感じてしまいがち)です。漕げないうちから姿勢が前になっていると、どうしてもハンドル側に重心が移ってる感じがして、体もがちがちでグラグラグラ・・・。こんな状況になりすいのです。座った時点において自然体でハンドルに手が伸びる(リラックスした状態)・・・。こんな感じの体勢が保てる「セミアップハンドル/アップハンドル」。こちらの形状の方が、最初の自転車練習には良いと思いますよ。この点も少し気にして自転車を選んでみてください。


★ちょこっとワンポイント!

「セミアップハンドル/アップハンドル」。この形状の自転車は、ゆったり感、リラックス感満載で、とっても自然体を保ちながら乗れると思います。そのためゆっくりのスピードでも安定して漕ぎやすいですよ。乗れないときは「スピードも出ることが怖い」ですよね。ハンドルと自分の体の距離が、フラットバータイプよりももっと近づき、上半身が普通の椅子に座った状態のようにまっすぐ自然体になりますので、遅いスピードでも割とフラフラせず、ゆったり自然な姿勢で乗りやすいはずです。ちなみにお買い物・通勤通学などで荷物を乗せることが多い方にとっても、やっぱりセミアップハンドル/アップハンドルの「ママチャリ」が良いように感じますよ(^^♪ 補足:フラットバータイプは、より前傾した姿勢になりますが、その分、ペダルを漕ぐ力を入れやすいという特徴があります。そのため、坂道の走行に向いていることや、平らな道でスピードを出しやすい。そういう走り方には向いていますね。





写真左(ホワイトの自転車):セミアップハンドル/アップハンドル。ふわっとした形が特徴です 写真右(ブルーの自転車):フラットバータイプ。まっすぐな棒状が特徴です




 


最後のチェックポイントは、「練習しやすさ」。いつでもどこでも(おうちの中でも!?)ペダルを回して練習OK!


そして最後のポイントです。それは「練習のしやすさ」。いつでもどこでも練習が出来る。そこも気にしてみましょう。「えっ、そんなことできるの!?」。はい、できるのです。


そんなポイントで自転車選びの参考にしたいのが「スタンドの形」です。子供用の自転車でも大人用の自転車でも多く採用されているのが「両足(両立)スタンド」と「片足(キック)スタンド」。自転車にはスタンドの形状が大きく2種類あります。


もし可能なら「両足スタンド」を選んでみましょう。この両足スタンド。実は後ろのタイヤが浮き上がった状態で自転車を停めることができます。いわゆる「エアロバイク=スポーツジムにあるような前に進まないけれどペダルを漕げる自転車」になる状態が特徴です。動かないのですから、運び込むことができれば、例えば家の中でもペダルを回す練習が出来ますよ(お家の中に自転車を持ちこむ場合は、床が傷ついたり汚れたりしないように、ご家庭で配慮してくださいね)。


お子様の場合は特にペダルを「後ろ回し=逆回し」に漕いでしまう、すぐにペダルから足を離してしまう(漕ぎ続けられない)。そんな状況もレッスン中にはよく見られます。ペダルを漕ぐことに慣れていない(わかっていない)からですね。お家に自転車を持ち込むことができれば、雨が降っても「今日練習やりたかったなぁ、残念だなぁ」とならないで、家でペダルを漕ぐ練習が出来るのです。一生懸命ペダルを漕ぐ練習が継続できれば、乗れるようになるのもずっと早くなると思います。スタンドは「両足スタンド」。こちらも少し気にして参考にしてください。


★ちょこっとワンポイント!

スタンドは、別売でも扱っていますし、取り外し/取り付けも可能です。なかなかペダルを思うように回せない・足もペダルからすぐに落ちてしまう。そんな時は「家の中でも練習してみるか」も考えるのも良いかもです。お近くの自転車屋さんに持っていって「持っている自転車を片足スタンドから両足にスタンドに変更できるか」聞いてみるのもよいですね。




写真左(ホワイトの自転車):両足スタンドの自転車 写真右(ブラックの自転車):片足スタンドの自転車






次回は、「練習場所選び」、そして、「練習時の心構え」を予定しています。


今回ブログで紹介している内容は、これまでお子様4,700人以上、大人の皆様600人以上の方々を指導してきたアジア自転車教室、そこで培った経験知や練習に来た皆様の感想に基づいて纏めたものです。対象になるのは「自転車に乗れない人、まだまだ乗れるとは言えない人、けれども練習用も想定して、自転車を欲しい/買いたいと思っている人」です。記載内容すべてが、皆さまに確実に当てはまるというものでもありません。自転車を購入する際には、必ずご自身の目や体で見て触って感じてから選択していただければと思っています。


また、この「自転車選び」ブログを参考にして、事故にあった・ケガをした・自転車の欠陥が見つかった、となりましても、そういうことに対してアジア自転車教室は、一切責任を負うものではございませんので、その点もどうぞご理解・ご了承いただけますと幸いです。これからもアジア自転車教室のブログ、楽しみに読んでくださいね。それでは次回またお会いしましょう\(^o^)/




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