【青切符前考察①】「初心者や不安者向けの自転車教室」は「社会の安全UX(ユーザー体験)」の根本を支える場
- Takeshi Matsunaga

- 4 日前
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寒い冬を超えてまもなく暖かな春がやってきますね。2026年4月には青切符が始まります。シェアサイクルの急拡大、多様な特定小型原付の運用も開始されています。制度や社会が大きく揺れ動く今こそ、自転車の「基本的な乗り方・走り方」という安全ユーザー体験が、社会にとって欠かせない基盤になっています。アジア自転車教室はその「根本」を支える場、というお話です。

【制度が変わっても】:「初心者・不安者の怖さ」は変わらない
交通に関する制度やルールが大きく動いています。
・青切符の導入
・シェアサイクルの急拡大
・特定小型原付の運用開始
・交通ルールの見直し
・事故報道の増加
社会全体が「安全とは何か」を問い直す時代に入りました。しかし、どれだけ制度が変わっても、「道路が怖い」という初心者や不安者の気持ちは変わりません。そしてこの怖さこそが社会全体の安全UXのボトルネックになっていると思います。制度が変わっても、技術が進んでも、「人の身体感覚」が整っていなければ安全は成立しない。このことが今、社会が直面している根本的な課題と私たちは考えています。
【制度だけではない】:社会そのものが変わっている
さらに今は、制度だけでなく「社会構造そのものが変化」しています。
・少子高齢化
・核家族化
・都市への人口集中
・公園や広場の減少
・親が忙しく、練習の時間が取れない
・そもそも練習できる場所がない
こうした変化によって、子どもも大人も「安全な身体感覚」を育てる機会を失っています。つまり「乗れない・怖い」という状態は、個人の問題ではなく「社会が生み出した必然」 なんです。
【初心者・不安者は「端」ではない】:安全UXの根っこ
アジア自転車教室に来るのは、自転車に「乗れない」「怖い」「不安だ」という方々です。一見すると「端の人」のように見えるかもしれません。でも実際には、初心者のつまずきは、自転車に乗れる(自信を持っている)人がついついおこしがちなことと同じであり、社会全体の安全UXの根っこを握っています。ここが整わない限り、
・事故は減らない
・違反も減らない
・交通ルールの浸透も進まない
・シェアサイクルの体験価値は上がらない
・社会全体の安全が揺らぐ
制度や技術がどれだけ進んでも「人の身体感覚」が整っていなければ安全は成立しません。
【初心者や不安者の「くせ」】:その人の問題ではなく「社会が見落としてきた根本」
アジア自転車教室に来る方々には、共通する「くせ」があります。でもこれは、その人が不器用だからではありません。社会が「乗れる人の世界観」で作られてきた結果、初心者が本来持つべき「安全の身体感覚」が育つ機会を失ってきただけなのです。
たとえば、
・速く漕がないといけないと思ってしまう
・歩いて押すことを恥ずかしいと思ってしまう
・ハンドルが揺れると体が固まる
・漕ぐか止まるかの二択しかない
・曲がるときに前を見ず、ハンドルを見てしまう
・くだり坂道でパニックになり、ブレーキを忘れる
・小さな段差でも進めなくなる
・人とのすれ違いが怖い
これらはすべて、社会が「安全のOS(=安全に走るための身体の初期設定)」を誰にも教えてこなかった結果です。そしてこれは、アジア自転車教室で一緒に確認する内容の、ほんの一端にすぎません。
【安全のOS】:「技術」だけでなくとても大切なこと
アジア自転車教室で伝えているのは、単なる「交通ルール」や「乗り方」ではありません。
たとえば、
・曲がり角や交差点が迫ったら、ブレーキに手を添える
・パニックになったら、無理に避けずに止まる
・徐行という「中間の速度」を使う
・視線でバランスを取る
・揺れを許容しながら身体で学ぶ
・押して歩くという安全な選択肢を持つ
これらは「初心者・不安者」向けのテクニックではなく、すべての人が安全に走るためのOSです。制度では教えられない。学校の交通安全教室でも届かない。企業の安全講習でも抜け落ちる。だからこそ、この「根本」を整える場が必要なのです。
【ここへおいで】:困っている皆さん、「根本を整える場」ですよ
アジア自転車教室は、初心者や不安者が安心して来られる場所です。でもそれだけではありません。ここは「社会全体の安全UXの根本を整える日本で唯一の場所」なのです。
・一人ひとりの不安を解消することが
・社会全体の安全を底上げし
・未来の交通を支える基盤になる
そんな場として、アジア自転車教室はこれからも活動を続けていきます。
どうぞこのブログを読んだ皆さま、日々の自転車ライフの安全を改めて見つめなおしてくださいね。そして安全に楽しく無理せずの乗ってくださいね。不安だったら遠慮なく私たちにお声をかけてくださいね。
また、この取り組みに共感してくださるメーカー・販売店・保険会社・自治体・警察関係の皆さまがいらっしゃれば、こちらのブログ(自転車保険の加入率や自転車、ヘルメットの保有率)も読んでみてくださいね。そしてぜひ一緒に「安全UXの文化」を育てていけたら嬉しいです。「自転車に乗りたいけど怖い」「公道を走りたいけど不安」と思っている初心者や高齢者、子どもたち等々の未来を守るパートナーとして、力を貸していただけると心強いです。事故や違反のない、安全を「当たり前」にする社会を、共に築いていければと思います。ご関心をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。お待ちしています。



